SPAD ウーバー運転手の審査方法見直しを要請へ
2017.06.09 政治・社会配車アプリ「ウーバー」を利用した女性客が運転手らから強盗に遭った事件で、公共陸運委員会(SPAD)は5月27日、ウーバー運転手の審査方法を見直させるため、ウーバー関係者に出頭を命じる意向を示した。当局は今回の事件を重く見ており、乗客の安全を重視するよう強く求める。
国会では現在、配車アプリなどに関する2010年陸運法改正案を審議中。可決された場合、配車アプリの運転手はSPADへの登録と警察とも連携して運転手の犯罪履歴などを確認することが義務付けられる。違反した場合は配車アプリ運営会社への罰則と運転手の自動車の差し押さえなどが科される。
この事件は同月21日夜にクアラルンプール市の商業施設ミッドバレー・メガモールから帰宅するためにウーバーを利用した女性が、助手席に乗っていた車内でナイフで脅されて持っていた金品などを奪われた。運転手は数日後に逮捕されたが、犯罪歴のある人物だった。助手席の男はまだ捕まっていない。また、女性は妊娠6週間目だったが、この事件でストレスを溜め込み、流産したという。(Mtown)