ホームマレーシアニュースペナン州 新石器時代の貝塚を世界遺産の登録申請へ

ペナン州 新石器時代の貝塚を世界遺産の登録申請へ

2017.05.08 政治・社会
ペナン州のリム・グアンエン州首相は4月25日、同月17日に5000年前の人骨が発見されたクパラ・バタス郡グアー・クパー地区の貝塚を世界遺産リストに登録申請することを明らかにした。貝塚を視察した際に述べ、近く必要書類をまとめる。
クダ州との州境にある同地区で17日、住宅の建設中に土を掘り返していたところ、人骨を発見。専門家が調べたところ、推定5000年前の人骨であったことが判明。不動産開発は難しくなった。
付近一帯は19世紀にも新石器時代の遺物が発見され、考古学者の間では「潜在的な地区」とみられており、貝塚も存在している。マレーシア科学大学(USM)の世界考古学研究センターのモクタル・サイディン教授らが調査を開始したところ、当初発見された骨は大腿骨と胸郭部分だったが、保存がいい状態で頭部や腕も発見され、腕は折られていた状態で見つかった。土器3個や石器、大量の貝も周辺に埋もれていた。同教授は発見された場所も貝塚だった可能性が高いと指摘している。
同教授は発見された人骨などを保護するため、早急に冷房設備をつけた施設を設置する必要があると主張。調査終了後にはこの貝塚をギャラリーや博物館とするよう政府に求めたい考えだ。(Mtown)
Tweet Share
ペナン州 節水対策が奏功せず 水道大量使用世帯の課徴金を引き上げ
今年はヘイズは発生しない=環境相

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア