山梨県、KLにアンテナショップを開設
2016.09.09 政治・社会山梨県が8月27日、同県の物産品を紹介するアンテナショップ「富士の国・やまなし館」を開業した。
7月にシンガポールの高島屋内に小規模の展示コーナーを設けたが、本格的な店舗としては海外ではこれが初めて。開業式典には山梨県の後藤斎知事も出席した。
初年度の運営予算は2700万円。アドベンチャー・ジャパンと食品輸入のJMGトレーディングが山梨県の委託を受けて運営する。山梨県の協力で特産品である桃やぶどう、すももといった生果、ジュース、ワイン、日本酒、うどん、菓子などを揃えた。
2015年2月に就任した後藤知事は、海外における山梨県のアンテナショップ設置を選挙公約に掲げており、1年半あまりで実現させた。2020年の東京オリンピックの直前までは続けていきたい考え。数日間程度の物産展はこれまでマレーシアを含む各地で行ってきたが、継続的な働きかけを行っていくためには常設店の設置が必要と判断した。