保健相　SOP違反で国防相に罰金刑命じる-2022/02/15

カイリ・ジャマルディン保健相は2月13日、新型コロナウイルスの感染防止の標準運用手順（SOP）違反でヒシャムディン上級相兼国防相らに対して違反切符を発行するよう命じた。国防相らは同日にジョホール州議会選挙関連のイベントに参加していた。
このほか、保健相から名指しされたのは同州のハスニ・モハマド州首相、マレーシア・インド人会議（MIC）のヴィグネスァラン総裁ら。
違反行為に対して野党側からは批判の声が挙がっている。感染防止に率先して立つ大臣が違反した場合は罰金刑ではなく、厳罰に処すべきだと民主行動党（DAP）のハンナ・ヨー議員らは批判。大臣らに対して辞任の声も挙がっている。　
これに対してイスマイル・サブリ首相は「SOP違反は犯罪ではない」と主張。「公務員の多くもこれまで違反しており、そのたびに辞任すべきなのか」と疑問を呈した。