タイ・エアアジアX 事業更生手続きを申請
2022.05.23 経済・現地企業エア・アジアグループの子会社で長距離部門のタイ・エアアジアX(TAAX)がこのほど、同国の破産裁判所に破産法の適用のための事業更生手続き申請を提出した。これに伴い債務整理を行い、1年以内の再建を目指す。
同国で経営が破綻した航空会社としてはタイ航空、ノック航空に続き3社目。TAAXは新型コロナウイルスの世界的なパンデミックで2年以上にわたって運航できなかった。
同社は「多額の負債を背負っているため、資金調達が困難だった。次の段階で裁判所から認可された再生計画が、長期的に事業を維持するための有効な解決策となる」と述べた。
TAAXは6月から日本や韓国への国際線を再開させるが、これには影響はないとしている。
また、1000人いるスタッフの雇用は当面は維持するという。