製造業PMI、1月は50.5ポイントにやや減速-2022/02/07

ビジネス情報の分析を手掛ける英IHSマークイットが2月3日発表した、2022年1月のマレーシア製造業購買担当者指数（PMI）は、50.5ポイントとなり、昨年12月の52.8から低下した。ただ、4カ月連続で景気判断の分岐点となる50を超えている。
IHSマークイットのクリス・ウィリアムソン首席エコノミストによると、「オミクロン株が世界中の製造業にさらなる逆風をもたらし、需要を減退させ、既存の前例のないサプライチェーンの遅れを悪化させた。これがマレーシアの製造業にも影響を及ぼしている」と指摘。しかし、「これまでの大流行の波と比較すると、この落ち込みは穏やかなもので、短期間で終わる可能性が高い」との見方を示している。また、「今後1年間のビジネス景況感は4月以来最高となり、コロナ禍開始以来ほぼ最高の水準に達している」と述べている。