DiGi、900MHz帯域幅のサービスを7月に開始へ
2017.02.28 経済・現地企業通信大手DiGiテレコミュニケーションズは今年7月、900メガヘルツ(MHz)の帯域幅を利用したサービスを全国で開始する予定で、売り上げの増加を見込んでいる。国内の主要なエリアから導入を開始する。
900MHzの帯域幅利用開始により屋内での通信環境が改善するほか、屋外での利用やインターネット利用容量の改善が可能となる。また動画のストリーミングやゲームもよりスムーズとなる。現在は1800MHzと2600MHzの帯域幅を利用しているが、屋内での通信に問題があった。
DiGiドットコムはネットワークアップグレードの資金を調達するためスクーク(イスラム債券)発行により50億リンギを調達する計画だ。DiGiの第4世代(4G)ネットワークは275都市において利用可能で、マレーシアの人口の85%をカバーしている。
昨年のサービス売り上げは前年比1・9%のマイナスとなる62億3000万リンギだった。インターネット事業の売り上げが全体の4割を占めた。純利益は16億7000万リンギだった。DiGiのインターネットサービスの加入者数は1230万人となっている。同社は2016年通年で7億8000万リンギを設備投資に割り当てた。(2月16日号)