ラブアン橋建設計画、内閣に近く提案へ-2020/09/05

アヌアル・ムサ連邦直轄区相は９月４日、ラブアン島とサバ州を結ぶラブアン橋の建設提案書を近く閣議に上げる方針を示した。 　 ラブアン橋はラブアン島東部のタンジュン・アル地区とサバ州のムンパクル地区またはムンバクット地区を結ぶ計画で、全長13キロ。同相は、現在建設が進んでいるパン・ボルネオ・ハイウェイと接続できるようにしたい考えも示した。
同相は「橋の建設はラブアン島の発展に大きく寄与することになる」と述べた。公開入札を行う旨も明らかにした上で、「より持続可能なインフラ整備のため、埋立地の影響を受けた土地にも目を向ける必要がある」と指摘している。
ラブアン橋の計画をめぐっては２０１６年に初めて持ち上がった。しかし、着工から完了までの工期を２０２３年に完工する４年間に設定していたため、野党側が「総選挙向けプロジェクト」として批判。その後は計画が進んでいなかった。