コタバルで「ゴールド・ラッシュ」　SOP順守せず多数に罰金-2020/12/1

クランタン州コタバルで11月29日、多くの人が複数の貴金属店に殺到した。ゴールドの国際価格が急落し、これを売りに押しかけた格好だ。ただ、標準運用手順（ＳＯＰ）を順守していなかったことから通報を受けた警察が出動する騒ぎにもなった。
コタバル市内には貴金属店35軒あるが、どの店舗もこの日は多くの人が押し寄せた。通行人が「フィジカル・ディスタンシングを守っていない」と警察に通報。店内は人混みができ、この日だけで貴金属店店主６人を含む14人に対してＳＯＰの違反で反則金１０００リンギを支払うよう命じた。28日にも約10人が同様の処罰を受けた。
同市警察は「ＳＯＰを順守しなのであれば店舗の強制閉鎖もありえる」と警告している。
同市内では11月に入ってから新型コロナウィルスの感染者が増加。それまで感染者のいないグリーンゾーンだったが、増加したために21日から州全体で「条件付き活動制限令（ＣＭＣＯ）」が発令されている。